アーティストと一次産業の融合:新たな可能性を探る
アーティストと一次産業(農業や林業)のマッチングによる相乗効果の可能性を探るプレゼンテーションへようこそ。この革新的なアプローチが、産業構造のデザインを変え、担い手不足の解決につながる可能性があります。
今日は、アート的思考を一次産業に適用することで生まれる新しい視点と、それがもたらす社会的効果について探っていきます。
アーティストと一次産業の歴史的つながり

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過去の農家の多面性
昔は誰もがアーティストでした。農業が主要な時代、農作業のない時期には狩猟や木こりを行っていました。北海道八雲町では、農家が作った熊の木彫りが展示されています。

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現代のアーティストの課題
現代のアーティストは作品制作がメインで、一次産業に触れる機会が少なくなっています。この断絶が、新しい視点や創造性の機会を失わせている可能性があります。

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再結合の可能性
アーティストが再び一次産業に触れることで、独自の視点から課題を見つけ、画一化された日本の産業に新たな影響を与えることができるのではないでしょうか。
アート的視点が産業に与える影響:事例紹介
太陽暦と稲作の融合
大正時代に作られた、1年間の稲作の様子を円に当てはめた図があります。これは、自然のサイクルと農業の営みを視覚的に結びつけた革新的な試みでした。
竹の1年:アート的思考の応用例
現代への応用
地球の1年を円で表現した「地球暦」を実社会で活用するため、広く一般的に作品を募ったところ、興味深い結果が得られました。例えば、竹の生態系や竹林の管理を一目で理解できるカレンダーが作成されました。これにより、竹を使ったコミュニティ活動やイベントの時期も一目で把握できるようになりました。
また、浜祭盆部(写真右)は地球暦を活用し祭りの見直しを行った結果、浜松市の助成金を獲得!祭りも大成功、メディア出演のオファーも入り込み、地元バンドが生まれるなど、これまで衰退していた町の産業や取り組みに新たな視点で変革をもたらすことができました。
このようなアート的思考の応用は、衰退産業に新たな視点をもたらす可能性を示しています。
竹の1年カレンダーは地球暦の創発者、杉山開知氏の作品(左)  浜松盆部と言われる祭りを地球暦の円盤に軌跡を残した(右)

note(ノート)

わたしの地球暦クエスト2022|わたしの地球暦クエスト|note

【MY HELIO COMPASS QUEST】  --わたしの地球暦クエスト-- ★2024年度開催情報 https://note.com/hcquest/n/nd6eec7dcae0e

農業カレンダー:実用的なアート
収穫と出荷のタイミング
農産物の収穫と出荷のタイミングを視覚化することで、旬の時期が一目で分かります。
リマインダー機能としても
スーパーでの購入時や自宅でのフードロス削減に役立ちます。
アート的思考の応用
農業に芸術的な視点を取り入れることで、新たな価値が生まれます。
このようなアート的思考を農業に応用することで、実用的かつ美しいツールが生まれ、一般の人々の農業への理解と関心を深めることができます。
アーティストと一次産業の相乗効果

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新しい視点
アーティストの独自の視点が一次産業に新たな洞察をもたらします。

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創造的解決策
従来の課題に対して、創造的なアプローチで解決策を見出します。

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産業の魅力向上
アート的要素の導入により、一次産業の魅力が高まります。

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地域活性化
新たな取り組みが人々を惹きつけ、地方の活性化につながります。
アーティストが一次産業に関わることで、産業自体の魅力が高まり、より多くの人々が興味を持つようになります。これは地方への人の流れを生み出し、大きな社会的効果をもたらす可能性があります。
プロジェクトの概要

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期間
2025年4月~9月を第一フェーズとし、以降も継続
(10月~3月は創作活動期間としての滞在も可能)

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場所
積丹町

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活動内容
農林作業への従事、活動報告、繰り返し仮説検証
このプロジェクトでは、アーティストが一次産業に深く関わり、新たな視点から産業の課題解決に取り組みます。今後段階的にフェーズを上げていき、全体のプロジェクトを通じて、様々な発想や共創を生み出し、アーティストと一次産業の融合がもたらす可能性を探求します。
活動スケジュール(2025年度)第1フェーズ
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4月~6月:林業
週4日実務、3日休日(最低1ヶ月以上現地滞在)。主な作業:道づくり、薪割り
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7月~9月:農業
週4日実務、3日休日(最低1ヶ月以上現地滞在)。主な作業:畑の草取り、収穫作業
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毎月:仮説検証
1ヶ月周期で仮説検証を繰り返し、新たな知見を蓄積
参加者は農業と林業の両方を経験し、それぞれの分野での課題や可能性を探ります。定期的な仮説検証を通じて、アート的視点からの解決策を模索します。
活動報告:地球暦の活用
太陽系時空間地図での報告
太陽系時空間地図の使用
地球暦の円環を活用し、日々の活動を記録します。これにより、自然のサイクルと農林業の営みを視覚的に結びつけます。
視覚的な活動記録
地球暦を用いることで、季節の変化や作業の周期性を一目で把握できるようになります。これは、活動の振り返りや将来の計画立案に役立ちます。
新たな気づきの促進
従来とは異なる視点で活動を記録することで、これまで気づかなかった関連性や課題が浮かび上がる可能性があります。
プロジェクトの展望と期待される成果

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新たな産業モデルの創出
アートと一次産業の融合による革新的なアプローチ、畑の利活用、農自体のデザイン

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地域活性化への貢献
若者の移住促進と地方経済の活性化、コミュニティ創出

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持続可能な農林業の実現
創造的解決策による環境負荷の軽減と生産性向上

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文化的価値の創造「芸術祭」
一次産業とアートの融合による新たな文化的表現
「アーティストインレジデンス、農中心のアート村、」
このプロジェクトを通じて、アーティストと一次産業の新たな関係性を構築し、持続可能で創造的な社会モデルの実現を目指します。皆様のご支援とご参加をお待ちしております。
太魯閣国家公園(台湾)
太魯閣にある小学校
参照:
https://heliostera.com/
note.com/hcquest
ご覧いただきありがとうございます
連絡先:
baobao合同会社
代表bao 窪田 伶人
baobaostudios.com


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